モールス信号の覚え方
モールス信号を通信士と同じように音で覚えましょう。コッホ法とファーンズワース法で、最初の2文字から単語の書き取りまで進む実践プラン。無料の練習ツール付き。
モールス信号は耳で覚えるのがいちばんの近道です。熟練した通信士は短点や長点を数えず、文字ごとのリズムで聞き取ります。1日10〜20分でできる練習プランを紹介します。
1. 短点・長点ではなく音で覚える
表は調べるときには便利ですが、短点を数えるくせは速度を落とします。Aは「短点・長点」ではなく「ト・ツー」というリズムで聞きましょう。まず聞く練習から始め、書き取りの最中は表を見ないようにします。
2. 2文字から始める(コッホ法)
コッホ法では、KとMの2文字だけを最初から実際の速度で練習します。90%ほど正確に書き取れるようになったら、1文字追加します。新しい文字は、いつもすでに覚えた文字と一緒に練習することになります。
3. 速度はそのまま、間隔を広げる(ファーンズワース)
1文字は18〜20 WPMで送って本来のリズムを保ち、文字と文字の間隔だけを広げて考える時間をつくります。上達したら、文字を遅くするのではなく間隔を縮めていきましょう。
4. ランダムなグループ、次に単語を書き取る
いくつか文字を覚えたら、ランダムな5文字グループを書き取り、文脈から推測できないようにします。そのあと、よく使う単語や CQ、DE、73、QTH などのアマチュア無線の略語に進みます。
5. 送信も練習する
送信はタイミングの感覚を鍛えます。長点は短点3つ分の長さで、文字の間は短点3つ分、単語の間は7つ分です。ストレートキーやパドル、あるいはスペースキーで送り、標準のタイミングと比べてみましょう。
6. シンプルな毎日のルーティン
新しい文字での受信を10分、グループの書き取りを5分、送信を5分。週に1回長く練習するより、毎日短く続けるほうがずっと効果的です。